SSブログ

侘助椿にあやかりて・・・・ [節]

侘助椿

tubaki2.jpg

白色の花びらで一重の猪口様咲き
芯も白く、小輪。
花粉を生ぜず。


この椿が 侘助(わびすけ) という名で呼ばれるようになった説には
利休と同じ時代の茶人で侘助という人が
ひどくこの花を愛玩したところから、いつとなく・・・・
というものと
千利休に仕えて、
この花を育てた庭男の名前が「侘助」ということから
彼にちなんでつけられた・・・

というものがあるようです。



それにしても 侘助椿 は
実際その名のように侘びている。


同じ椿でも、
家来を従えた女王のごとく
丈夫で厚い緑葉の間から
紅々とした花びらを高々と持ち上げる
獅子咲(ししざき)のものもあるというのに

侘助 の咲き姿は 何とつつましきことか。


奥緑の葉のかげから
小ぶりな口元をささやかに見せている。
しかも
このちいさな猪口では
湛えるものも僅かばかりであろうに。


我が家の 侘助 も
雪や凍り水に耐えながら
冷風に身をゆだねるように咲いている。
この冷えきった季節を選んだかのように。


そうあればあるほど
その 小さな白花 は
朧げな新春の日の中で
凛としてきわだって映る。


なんとしなやかで
されど
たくましく
そして奥ゆかしいことか。。。。。


素敵だ!


なーんて・・・

侘助椿 に
このような思いを馳せるのは ワタクシの
勝手な仕業であるのだけれど・・・(^m^)


娘が成人として迎えられた節目の日に
願うものは数々あるけれど
その中の一つは

侘助椿のようにありたい。
そうあってほしい。

ということ。


そんな思いをこめて
祝!成人!の膳のウェルカムプレートには
侘助椿を。

welcome.jpg








それにしても
成人の日を1月15日に戻してほしいなぁ・・・
なーんかちっとも厳粛な感じがしないのよね・・・

といって
そうすると、センター試験ともかぶるから
困ることもあるのだろうけど。

なんでもかんでも
ハッッピーマンデー化するのもどうかとおもうのよ。

15日が小正月で、かつて元服の儀が小正月に行われていたことによる
成人の日なんだからさ。


なーんてね。

ふふっ

ちょいとぶつぶつ言ってみた(^m^)



nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

新玉の歳を迎える室礼デート ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。